ジョイもマイクと同様、御園家のことになると大変親身になってくれる男。なによりも彼は葉月の弟と言っても良いのだから、きっと家族同然の想いなのだろうとマリアは思って相談にやってきた。
「今、他の秘書官は出払っているから、そこ座って」
「有難う、ジョイ」
彼に促されたデスクをみると、既に珈琲が準備されていた。
マリアが訪ねてくると知って、既におもてなしの手筈を整えているところなんて、流石秘書官だと思った。
そんなジョイは自分のデスクにあるノートパソコンの画面を見下ろし、マウス片手に操作をしてから、マリアの元へと戻ってきてくれる。
「マリアから聞くまで、俺も知らなかったよ。亮介おじさんがあの家を手放そうとしているだなんて」
「そうなのよ。でも、ジョイが知らないなら、本当にまだマイクしか知らないのね……」
あの家が欲しいと思うあまり、マリアは御園と親族同然のジョイなら良いだろうと『あの家が売られるかもしれない事、知っている?』なんて、ついに喋ってしまったのだ。
しかし、ジョイは知らなかった。そしてマリアは『またマイクに怒られる』とちょっと後悔してしまった。
ジョイが淹れてくれた珈琲を一口頂きながら、つい溜息……。すると、隣のデスクに手を付いて様子を見守ってくれている彼が、急に可笑しそうに笑い出す。
「大丈夫だって。マリアが喋ったなんて事、マイクには言わないよ」
マリアはドキリと表情を固め、思わず……自分より若いはずの彼を見上げた。
だから、このジョイという青年はあなどれない。昔からそう。可愛い顔をして笑っているけれど、デジタル計算機があっという間に答を弾き出すかのように素早く機転が利き、一目で察する『鋭い観察眼』を隠し持っていて、それらを目の当たりにした時には恐ろしくなる。
彼の笑顔は仮面だとマリアは思っている。
でも、分からなくもない。実際に、この青年の父親もニコニコして大人しそうだが、准将だし。もっと上には冷静沈着でクールで寛容な落ち着きを持っているフロリダ基地の大将だって、この青年の伯父。ジョイは、そんなフランク一家の若手ホープなのだから。
マリアのような直進型では、こうも読まれてしまうのも当たり前かと、近頃は諦めもついたし、慣れてしまった。
「でもね、ジョイ。私は自分の自立も兼ねているけど、あの家……見知らぬ人に渡って欲しくないの」
「アンディは見知らぬ人じゃないよ」
こんな時も、いつも可愛らしい笑顔をしているジョイは、途端にマリアから見ても怖れを抱く『男の顔』になる。
笑顔も無邪気さも消えて、冷ややかなその顔こそ、この中将秘書室の留守番をしている男だとマリアもひんやりとする……。
金髪青眼の、まさにアメリカンハンサムのジョイ=フランク中佐。
といっても、マリアより若いのだけれど、基地では『ペテン師』なんてニックネームを付けられたほど、フロリダに転属してきたばかりだが、彼のその『食えない手腕』は警戒され一目置かれていた。
まだまだ若々しい笑顔、無邪気な笑顔。なのに、やることは大胆で侮れない准将の息子。大将の甥御。
そのジョイは転属してすぐに、中将秘書室に配属。マイクがジョイの転属を知って、各部署が狙っているところを上手く引き抜いて新しい人材を勝ち取ったというわけだった。
マイクが言うには、ジョイは『留守番上手』。小笠原でも何が起きても、大佐嬢が不在になっても、あの四中隊を守り抜いてきたのはこの男だと言い切り評価したほど。その通りに、彼はブラウン中将と主席側近のマイクがどこへ出かけても、がっちりとこの中将室を守っていた。
フロリダに帰って来るなり妹の友人であった女性と結婚し、あれよあれよと言う間に、彼も一児の父親になろうとしていて、プライベートも順風満帆。
そして帰国してきた彼は、葉月と懇意にしているマリアと今はとても親しくしてくれていた。
そんなジョイにきっぱりと言われちゃうと……。マリアはただ項垂れてしまう。
「また、私の勝手な、自分だけの考えだったわね」
葉月の弟分であるジョイにも、マリアは若い時に避けられていた。
誰よりも仲良くなりたかった女の子『葉月』。なのに彼女はマリアを見ると逃げてしまう。御園パパとマリアのパパは先輩後輩で若い時から親しくしているのに、娘同士は上手くいかない。どうしてなのだろう? その訳を知りたかった。だから、彼女がいつも仲良くしていた弟分の彼に尋ねてみたことだってある。
昔の彼との会話を思い出す。──『ジョイ、教えて。どうしてハヅキは私にいつも素っ気ないの?』──それに対する彼の返答は──『レイが素っ気ないのなら、それを受け止めるべきじゃないのかな? 俺はそう思う』──つまり、彼女が避けているのだから、無理して近づかないで欲しいということ。
当時はマイクにしてもジョイにしてもアンディにしても……。何故、葉月がマリアを避けていたのか、ちっとも教えてくれなかった。でもそれも数年前に、葉月と心をぶつけ合って知ることが出来た。
……知らなかった。葉月が女性として人としてどれだけ傷ついていたのかなんて。葉月から見れば、なんの苦もなく将軍のお嬢様として輝くばかりに育ってきたマリアは眩しすぎて、素直になれなくて、近づけなかったということを。
でも、それも葉月自身がマリアにぶつかってきてくれて、二人の間のわだかまりはなくなった。今では『フロリダの姉妹』の仲になれた。
でも……だからこそ! あの家にいつか帰ってくるだろう妹の為に、誰よりもあの家をとっておきたいと思ったのに……。
「ごめん、マリア。ちょっときつかったね。でも、マリアのお姉さんとしての気持ちは、お嬢の弟みたいな俺にもすごく分かるよ」
シビアに言い過ぎてごめんね──と、ジョイがいつもの無邪気な笑顔を見せてくれた。
「ううん。言ってくれて有難う」
マリアも微笑む。マイクのこともそうだが、それとは別にマリアにとってジョイという青年は『はっきり言ってくれるご意見番』でもあって頼りにしている。だから、今回もこうして相談に。
すると、ジョイもやっと本腰になったのか、マリアの隣で立ったまま自分のカップを手にして珈琲を一口飲み込むと、彼なりの意見を話してくれた。
「確かに、アンディ以外の誰かに渡るとなれば、完全に御園とは縁のない家になってしまうだろうね。と言って、アンディが新居として買い上げても、お嬢が帰ってきたからとてそこはもう、一家庭。お嬢だって遠慮するだろうしね。でも、それはマリアの場合も同じなんじゃないの?」
「どうして? 私は独りだもの。御園のおじ様とおば様が帰ってきても、葉月が隼人中佐とカイと遊びに帰ってきても、あの家を使えばいいじゃない。私はその間、実家に戻っても良いのだから」
「まあ、そうなれば、アンディより、マリアの方が『いつでも元通りに使えるよう管理する』とは言えるよね」
でしょう!? と、マリアはこのジョイを味方に付けられそうな予感に、おもいっきり同意を求めたのだが……。
しかしこのジョイがまた、あの何かを分かりきっているような冷めた目つきで、マリアに突きつけてきた。
「じゃあさあ。マリアが結婚したらどうなるの? あの家に家族で住むことになるなら、アンディと同じだよ」
マリアは『はあ?』と、呆気にとられた。
だって、結婚なんてもうしないと決めているのだから!
だから、その通りに笑い飛ばした。
「あはは! 私、いつも言っているでしょう!? もう……」
「……言っているね。『もう、結婚なんてしない』って」
ジョイに言いたいことを先に言われ、マリアは黙る。
そのまま笑い飛ばしたいところだったが、彼の口調はまだ冷ややかだったから、彼がマリアに投げかけた『真剣な論議』はまだ終わっていないと感じた……。
「本当に、もう二度と結婚しないのかよ?」
「しないわよ。してもしなくても、同じでしょ!」
ちょっとムキになって言い返してしまう。なのにジョイはまだまだマリアの心の奥底を探るかのように、青い目の眼差しをさらに冷ややかなトーンに落としてじいっとみつめてくるから、マリアは緊張した。
そして、ジョイがついに言う。
「マイクとはずっと、今のままなのかな」
マリアは益々、唖然とし……。
「やっだあ、ジョイったら! 貴方ほどの男が。しかもマイクの傍にいて付き合いが長い貴方が、マイクがこれ以上を望んでいると思うの!?」
……と、今度こそ笑い飛ばしてやった。
それでもジョイは殊の外真剣な顔で、一言。
「思うよ」
一瞬、え? と、マリアは固まる。
この青年は『ペテン師』と言われるが、それは仕事の営業上。しかも利益を得る為の手腕。
しかし、こと友人となれば、その誠実さに嘘はない、真っ直ぐな青年。
彼が帰ってきて、付き合うようになってから、マリアはそれを実感していた。そしてジョイも姉分の葉月を通じて、マリアのことも『お姉さん』として親身にしてくれてきた。
でも──! あの男が結婚? しかもこのマリアと? 結婚?
そりゃ、今、お互いに一番親しいかも知れない?
でも自分も彼も、異性との関係にはそれなりに『一通り経験してきた』大人だ。
彼は独身としてその歳まで。マリアは結婚の経験がある身として。
酸いも甘いも噛み分けてきた二人が、今は、友人であって恋人のような曖昧さを『一番良い感触、距離感』として付き合って数年。
なんともベストな状態だ。
なのに? 彼とこれ以上の関係? まだ、恋人でもないのに!
まさか、そんなはずはない!!
マリアはそう思う!
でも、ジョイがそんな真顔で言い切ることを……マリアは聞き流せなかった。
中将秘書室に、暫しの沈黙が流れたほど……。
マリアの手元の珈琲はなかなか減らず、でもジョイはいつもの落ち着いた様子でぐいっと飲み干している。
自分が言ったことに、間違いはないとでもいいたそうな、ジョイの横顔だった。
・・・◇・◇・◇・・・
「どうしたのかな? 元気がないね、マリア」
中将秘書室を出てから、マリアは家に帰らずに、そのままいつものナイトバーに立ち寄った。
カウンターに座ると、マスターがいつもの『ノンアルコール』のカクテルを出してくれる。車で寄った時はいつだって『シャーリー・テンプル』を頼む。
「どうしたのかしら。ここに、急にひっかかるものが……」
マリアは深紅のグラスを自分の胸元に引き寄せてから、制服の金ボタンを握りしめ、身をかがめた。
マスターは『なにかあったのかな』と笑って流して退いていったが、マリアはその姿勢のまま悶々としてしまった。
なーんか、ジョイに言われたことがひっかかる。
マリアはよーく考えて、思いついたものを並べてみる。
マイクは仕事が一番で、そんな時は恋人の存在は皆無な男。
マリアも今は仕事が面白くて、恋人は二の次。というか、恋人いません。さらに探してもいません。欲しいとも思っていません?
でも、そんな二人は時間があれば、直ぐに、お互いのことを思い出して会う関係。でも、『恋人』だなんて確かめ合ったことはない。
ベッドの関係は一度だけ。その後もあの夜のことを重荷にするようにギクシャクすることもなく、いつもの一番傍にいられる親しい友人の関係でやってこられた。
ここまでは、マリアが先ほどまで『このままでよい』と信じ切っていたものだ。
でも、ジョイのあの『あるよ』という一言が。
『マイクだってこれ以上を望んでいると思うよ』と言う意味の一言が、急にズッシリと胸にのしかかった。
何故だろう?
甘いシャーリー・テンプルを少しずつすすりながら悶々としていた時だった。
隣のカウンター椅子に誰かが座った気配。その途端、良く知っているトワレの香りがふわっとマリアを包み込んだ。
「ただいま」
そしてその、柔らかな男性の声。
マリアがハッとして隣の男性を見上げると、そこには制服姿のマイクがいた。
「ど、どうしたの!?」
「こっちのセリフだよ。早く仕事が終わったから繰り上げてパパと帰ってきたのに。電話をしても出なかっただろう?」
予定が早まって帰ってきたことは直ぐに飲みこめたが、電話のことは分からなくて、マリアは慌てて『レスポートサック』のバッグから赤い携帯電話を取りだした。
着信がある。それもほんの少し前に! 考えすぎていて、気が付かなかったらしい?
「でもこの時間なら、このバーにいる確率が高いだろうと思ってね。大当たりだろう」
彼の深海のような紺色の目が、マリアをぐっと見つめる。
久しぶりの、その目。マリアは彼のその深い深い、どこまでも引き込まれてしまいそうな紺色の目に弱い……。そんな彼の眼差しが優しくマリアの眼差しに絡み、彼もマリアの琥珀色の瞳をじいっと堪能してくれているかのような錯覚に陥る……。
でも。マリアが崩れてしまう前に、彼はいつもの顔に戻って『フロリダ』をオーダーしている。
彼もノンアルコールのカクテルをオーダーしたなら、車でここまで駆けつけてくれたと言うことらしい。
帰ってきて一番に、マリアに電話をくれるし、直ぐに探して駆けつけてくれる。
ほらね。彼にとって、今、直ぐに会いたい一番の『人間』って、私なんだわ──と。マリアはこんなとき、思わず、にっこりとしてしまう。
でもそこまで思ってハッとする。
これ、これにずっと甘えているって事では?
『一番に会いたい人間』って、それって男女間ではやっぱり、どうなるの? 『恋人』じゃなくても、成立するよね? そう信じていたマリアは問いかける。
でも、ジョイが言うことが本当なら、『一番に会いたい理由』は『一番親しい女性』ではなくて、『恋人に近い女性』だから?
『本当はマイクだって、その先を望んでいるよ。マリアがそれを望んでいないから、望んでいない振りをしているんだ』
テイラー博士との恋がそうだったように……。
でも、今度のマイクはそんな間違いはしない。『待ちすぎて』見逃してしまうぐらいなら、今度のマイクは打って出てくるはずだとジョイは言った……。
だからまた、ジョイの声でそんなズッシリとしたものがマリアの胸にのしかかってきた。
先ほどのひっかかりが、さらに下にひっぱられるように、ズッシリと!
(まさか。私達は……)
まだ恋人でもない。
じゃあ? もし、もし? 恋人になったら??
私達はどうなるのだろう?
なんだかマリアは急に、怖くなってきた。
そして初めて気が付く。
自分がこんなに『恋に臆病』になっていたことに!!
(だから、マイクは距離をとってくれていたの?)
そんな気さえしてきた。
いいやと、マリアは頭を振って、急に取り巻き始めたもやを振り払った。
「なに。帰って来るなり、一人でぐるぐるしているみたいだけれど、なにかあったのかな?」
またマイクの落ち着いたにっこり笑顔が、マリアを包み込むようににこやかに見つめていた。
「やっぱりマリーは、見ているだけで面白いなあ」
そして彼は楽しそうに笑いながら言った。
「そんなマリーに早く会いたかったよ」
私もよ。マイク……。
いつもなら、そう素直に言い返しているのに、今日は出てこない。
いや、待って?? この会話だって恋人の会話では?
でもマリアは今日まで『恋人ではないけれど、自然な二人だけの会話』だと思っていた……。
でも、今日はジョイのせいで、なんだか違うように感じてしまう!!
そんなマリアを、またマイクは可笑しそうに見ている。
「なにもないなら、いいけれど。じゃあマリー。今夜は俺の話を聞いてくれるかな?」
「な、なに。マイク?」
本当は彼が帰ってきたら、御園の家の事を直ぐさま相談したかったのに……。
なんかタイミングを逃してしまった。そして、先にマイクの話を聞くことにする。
「この出張が終わったら、マリーに言おうと、決めていて……」
マイクはそこまで言って、急に黙り込んでしまった。
マリアは首を傾げる。いつも大人の彼は落ち着いて、しっかりと頼もしい喋り方でマリアをリードしてくれる。
なのに、そんな彼がちょっと緊張しているように黙り、手元に出てきたカクテルをぐっと飲み干した。
「なに、マイク……」
「ほら、マリーは、実家を出る為に部屋を探していただろう?」
マリアはウンと頷く。そして心の中で『あれ、ウマイ具合にそこに話題が行った』と思った。
この流れで、相談したかったことを言ってみようと……。
「あのね、マイク。その部屋のことなんだけれど……」
「ちょっと待ってくれ。俺の話を聞いてくれるかな」
またマリアは違和感を覚える。
いつもなら落ち着いた大人の余裕で、弾丸を繰り出すように良く喋るマリアのお喋りを、ちゃんと全て聞き取ってから彼がやっと言葉を発するのに……。今日はそこを遮られた。
そしてマイクはまた黙ってしまう。でも、今日のマリアはお喋りはやめて待ってみる。
やがて、彼は意を決したように言った。
「実は、あの御園の家。パパが俺にと譲ってくれたんだ。もうすぐ、今のマンションから引っ越すんだ、あの家に」
『えーー!!』と、マリアはひっくり返りそうになった。
売られるんじゃなくて、そうなったの!!!! それじゃあ、アンディも私も、買えなくなったということに!?
しかし考えれば、その通り? 息子同然のマイクに亮介が譲るなら、その方がしっくりするじゃないかと、マリアは愕然としつつも納得してしまった。
でも『私の一軒家!』と、実はそれも夢に描いていたマリアには、急に楽しく思い描いていた夢が消え去ってしまったショックが……。
だが、マイクがもっと驚くことをマリアに言った。
「それで、マリーさえ良ければ……。その中の一室を、俺から借りる形で一緒に住むってどうかな」
なんですって!
あの家に住めるけど、マイクと一緒に住む!?
そのお誘い。異性がシェアを申し込むということに関して驚きはない。異性とのルームシェアというのは、まあ……こちらでは良く聞く話。マイクのお誘い自体は、驚かない。
それにこの場合、シェアというよりかは、管理人となった彼から一室借りるということ。マイクはきっと『俺がそんな状態になるから、部屋を探しているマリーも丁度良いからどう?』と、合理的な考えで言ってくれているのだと……。
さらにこれは願ってもいない話! 二人で御園家の帰りをあそこで待てばいいのだから!!
でも考える! マリアは、呆然としながらマイクに思っているまま、口にしてみた。
「それって、毎日毎晩……マイクと一緒ってことよね?」
本当に興味のない異性なら、割り切れる。
でも、やっぱりマイクは割り切れない。
今日はどうしたのだろう? 今までのバランスを崩し、マリアの心にある不安を如実に感じさせる事ばかり!
「そうだよ。嫌かな? 俺は楽しみだけれど」
マイクが余裕の顔で、にっこりと笑いかけてきた。
それってなあに?
なにが楽しみなの!?
聞きたいけれど、聞けないマリアには……。
彼とのたった一度きりの夜が、あの時の熱いシーンの数々が鮮烈に脳裏に蘇っていた。
もしや、これって『その先を望んでいる』とかいうマイクの作戦?
ぐらつかなくなったバランスを崩してみようと試みているマイクの先手!?
Update/2007.11.13